金沢城の作成の変更はこれで二度目となった。金沢城を模型で
表現するには難しい気がする。金沢城の現在のメインは三の丸の
石川門周辺だが、金沢城は平山城であり場所的には中腹の側面に
位置している為に石川門に面する堀は深く広い。大手門側から
作ると一段高い郭の位置になる。また落雷で焼失した天守は更に
上の段にあり距離も離れている。その為に全体で作るには大きすぎるし
天守だけを作るよりは石川門周辺だけを作ったほうが判りやすい。
二の丸御殿群を作るのには建物も多く、大手門側の下の段の縄張りと
石川門を含む三の丸を作っていかないと二の丸がうまく表現し難い。
大坂城のように本丸を中心に囲んでいる城ならば本丸を中心に広げ
やすいが、たぶん本丸中心に作ったとしても金沢城だとは判らないと
思う。今回、三の丸の縄張りを作ろうとしたが堀が深すぎてバランスが
取れ難くなってしまった。石川門周辺を局所的に作るかそれとも平山城を
念頭におきながら総構えを段々を作りながら全体で表現するかの再度
考えようと思い、作りかけではあったが三の丸の縄張りをやめて、
新たに金沢城作成を行うことにした。 三の丸の縄張りの有効活用できないかと
城の本を眺めた結果、広島城に転用できそうなので完成していた広島城を
移設することにした。広島城自体も連立式天守に変更したいと思っていたので
ある面ちょうど良かった。