実に他に類を見ない独創的な城だと思う。最初の大型天守だけに苦労した面と
自由な発想で作ったのか・・・模型を組み立てながらも感じ取れる。
熊本城の時は次はこのパーツだと予想も付くし、ある面均等のパーツも多く、
堅固ながらもパターン化されているようにも感じていた。しかしこの安土は
設計図の番号でパーツを探さないと、予想しにくい場合もあるぐらい壁の
高さが違っていたり、非対称の場所が多すぎるのである。また八角形の下部と
言うこともあり、壁の内側に入れる補強パーツまであった。また屋根を組んでも
全体的にフラットと言う感じでなく、斜めのパーツが実に多い。
そう言う面では組み立てて次が同なんだろうかと楽しみになってくる城である。
屋根の色もダークグレーか何かで塗って少し汚れを出すと言った、今まで作った
お城のパターンでは勿体無く感じてしまい、まして完成後3年で無くなってしまう
幻の城だから、時代経過での汚れもある訳でもないから遊び感覚で塗ることにした。
折角、最上階の屋根が赤瓦の色なので、グレー色にあえてパープル色を混ぜ込み
パープルグレー色の明るい屋根にしてみた。
板壁は石垣・土台の土と茶系の色を使っていることもあり、ウッドブラウン色で
少し色調を抑えた。
またこれだけの非対称のパーツを使い、屋根の形も複雑な形を採用しているだけ
どうしてもキットのパーツも歪みが出やすいようで、屋根を接着しょうとして
見たところどうしても浮きが出てしまうので、ビニールのヒモにて固定を計り
歪み補正も行った。
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